この記事、初出は2004年3〜4月、
総集編をアップしたのは2004年4月20日でした。
で、以下は2006年に再度アップしたときと同文です。
自分的に懐かしいので再び上げておきます。
――――――――――――――――――
この季節になると、検索する方が増えるみたいですね。
懐かしい話題ですが、再びご紹介。
とはいえ、ひとつくらいは別の話も。
今年もまた、夜桜の美しさといったらないですね。
私は桜の木の下で宴会をやる趣味はありませんが、
ぼんやり歩くのは大好きです。人並みに。
しかし、美しすぎると怖いものですね、何事も。
夜桜に関して記憶に鮮明なのは、
「夜道、この世の者とは思えない美人と
すれ違ったときみたいで、怖い」
と言った人がいたことです。これまたやけに懐かしい話で。
では、以下本題。桜の季節、定番のおはなし。
――――――――――――――――――
「桜の木の下には死体が埋まっている」という言葉ですが、
これは「梶井基次郎」の『桜の木の下には』という作品に出てできます。
で、梶井ファンには失礼かと思いますが、『桜の木の下には』を
猛烈にわかりやすく、しゃべり言葉で書くとこんな感じで始まります。
――――――――――――――――――
桜の木の下には死体が埋まってるんだ!
だって、桜の花があんなに美しくて見事なのって信じられないだろ。
だけどやっとわかった。桜の木の下には死体が埋まっているんだ。(中略)
桜の木の下に、ひとつひとつ死体が埋まってるって想像してみろよ。
馬みたいな死体とか犬猫みたいな死体とか、
人間みたいな死体が埋まっていてさ、そいつらはみんな腐ってて、
ひどく臭いのに、それでいて水晶みたいな液を垂らしてる。
桜の木はそれを吸ってるんだ、俺には見えるんだよ。(続)
――――――――――――――――――短いお話なので、5分とか10分とか、そんなもんで読めちゃいます。
この
梶井基次郎の「桜の木の下には」は、昭和初期の作品で
青空文庫にて、原稿をダウンロードしたり、WEB上で読むことができます。
気軽に過去の文学を楽しむなら、昔からこのサイトが有名です。
著作権についてもちょっとお勉強できる感じ。
「なぜ無料で作家の作品を公開できるのか?」に興味がある方にお勧めです。
それと、ネットをうろうろしていて気付いたのですが
「桜の木の下には死体が埋まっている」という言葉を、
「坂口安吾」のものだと思っている方が多いようです。
おそらく坂口安吾の
「桜の森の満開の下」という作品と混同しているのですね。
確かに、「桜の森の満開の下」という作品名の方が、
「死体が埋まっている」という言葉と合っているような気もします。
posted by 87- YaNa - at 01:20| 東京

|
Comment(0)
|
note
|

|